開けた後のピアスのケアについて軟骨など部位ごとに完全解説
ピアスを開けた時や、穴を開けてからピアスホールが完成するまでどういったケアをしていけばいいのかご存知ですか?
実は間違ったケアをすると逆に治癒が遅れ、炎症が起きたり治りが遅くなったりするのです。
例えばマキロンなど市販の消毒薬でピアスのケアをしてしまうと、消毒が強すぎ逆に傷が悪化する恐れがあります。
今回はピアスを開けてから穴ができるまでどういったケアをしていくのが良いのか、やってはいけないこと等について解説をしていきます。
部位別:ピアスホールが完成するまでに必要なケア
それではピアスを開けてからホールができるまでの基本的なケアについて説明をしていきます。
ケアの方法を部位別に分けると「口ピアス」、「舌ピアス」、「耳・軟骨・鼻・へそピアス」の2つに大別することができます。
またピアスホールが安定するまでに3〜6週間、完成するまでに6ヶ月(半年)程度の期間が必要といわれています。
特に最初の数週間は非常に不安定な期間となるので、こまめにケアしてあげる必要があります。
耳・軟骨・鼻・へそピアス開けた時のケア
- お湯でピアスやピアス周りの汚れを洗い流します。
- 低刺激のボディーソープをよく泡立てピアス周辺に塗ります。
- そのまま2〜3分程度放置します。
- ゆっくりとピアスを動かして他の部分も洗浄。
- しっかりと泡と汚れを洗い流す
これを、特に最初のうちは每日おこなうようにしましょう。使用するボディソープはビオレなど刺激の弱いものにしましょう。
傷が痛まないのであればピアスを動かして他の部分も綺麗にしましょう。痛むのであればやらなくてかまいません。
またピアッシングして2〜3日は不安定なのでピアスを動かさないようにしましょう。
もし時間が無い場合は、ピアス用の消毒液でピアスや周辺をケアしてあげても良いです。
ですが、もし消毒液によって患部が炎症を起こしたりする場合はすぐに使用を中止し、上記の方法でケアをするようにして下さい。
舌ピアスを開けた時のケア
舌ピアスを開けた時のケア方法ですが、舌の場合は外からケアすることができないので口内のケアが主になります。
舌ピアスのケアは口内の消毒にも使用した「イソジンもしくはリステリン」で1日3回程度うがいをしましょう。
個人差はありますが、口や舌は治癒が比較的早いと言われおり1〜3週間程度で安定してきます。
ですがそれまでは傷口も痛みますし、腫れやすいのでこまめにイソジン等でうがいをします。
イソジンは小さいタイプも売れているので、カバン等にいれ携帯しておくと便利です。
口ピアスを開けた時のケア
口ピアスを開けた時のケアは、口の外と内の両方からする必要があります。
やり方は上記で説明した方法でおこないます。外からはボディーソープで口内はイソジンでケアをしていきます。
口ピアスも安定するまで1〜3週間程度かかります。
ピアスのケアをする時にやってはいけないこと
ピアスのケアをする時にやってはいけないことについて書いていきます。
間違ったケアをすると傷が悪化してしまう可能性があるので気をつけましょう。
ピアスが安定するまではピアスを外さない
やってしまいがちなのが、ピアスを開けて数日から数週間の時期にファーストピアスを外してしまうことです。
ピアスを開けて間もない頃のピアスホールは傷口と一緒で、非常に不安定で傷つきやすい状態で、頻繁に動かしたりすると炎症を起こしやすいです。
また安定していない時期にファーストピアスを小1時間外すだけでも、穴がせまくなってしまうことがあります。
最初は我慢してファーストピアスは外さないようにしましょう。痛かったり炎症がひどいという場合は医療機関をすぐに受診してみてもらうようにしましょう。
むやみに手でベタベタ触らない・動かさない
ピアスを開けた違和感から最初は手で無意識のうちに触ったり、舌ピアスであれば舌で転がしてしまうということがよくあります。
ベタベタと手で触ることで傷の治りが遅くなる可能性があるほか、腫れなどを引き起こすこともあります。
意識してむやみに触らない動かさないようにしましょう。
マキロンなどの消毒液は使用しない
市販の消毒液のほとんどはピアスのケアには強力過ぎるので、逆に傷口を悪化させてしまうことあります。
必要であればピアッシング用の刺激の弱い消毒液を使用するようにしましょう。
ファーストピアスの基本的な選び方について
ファーストピアスによっては炎症や肉芽ができたりとトラブルの原因となります。
もし1〜2ヶ月程度経過しても痛みや炎症がひかない場合はファーストピアスに原因がある可能性もあります。
そこでどのようなファーストピアスを選べばよいのか基本的な部分について書いておきます。
ファーストピアスは開けたホールに合ったサイズ選ぶ
ファーストピアスは開けたサイズにあったものを選ぶようにしましょう。
大きかったり小さかったりすると炎症の原因にもなります。
素材は純チタンがオススメ
金属アレルギーを最も起こしにくいといわれているのが、純チタン製のピアスです。
サージカルステンレスも良いですが、可能であれば純チタン製のピアスをチョイスしましょう。
最初はジュエリーなどがついていないシンプルなものを選ぶ
ファーストピアスはシンプルなタイプをオススメします。
理由はジュエリーや装飾がジャラジャラとついていないためメンテナンスがしやすいからです。
スポンサードリンク
ピアッシング5つのトラブルとその対処方法
ピアッシング後にトラブルがあった場合の対処方法について解説をしていきます。
肉芽ができてしまった
肉芽とは舌の画像のような腫瘍がピアッシング位置にできることをいいます。肉芽が出来る原因として
ピアスのサイズがあっていない、 もしくは、 ピアスの穴が歪んでいる場合にできます。
軽度であれば日頃のケアをしつつ軟膏ぬって様子をみましょう。もしくはピアスのサイズを小さいものに変えてみましょう。
肉芽が悪化するようであればすぐに医療機関を受診するようにします。
炎症や痛みが数週間経っても全くひかない
炎症や痛みがずっと続いている場合、傷が何らかの理由で炎症を起こしている可能性があります。
軟膏やケアをしっかりとしても続くのであれば、病院にいってみてもらうようにします。
ピアスの内径が埋まってしまった
ピアッシングした位置が腫れたり、ピアスのキャッチの締めすぎによりピアスが埋没してしまうことがあります。
もし埋没してしまった場合は切って取り除く手術が必要になる場合があるのでこういった場合も医療機関でみてもらいましょう。
化膿してきた
細菌感染している可能性もあるので、ケアをしつつそれでも治らないのであれば医療機関を受診します。
皮膚がただれてきたり、ひどく腫れる
金属アレルギーがでている可能性があります。
もしただれてきた場合は、体質的に合っていないのですぐにピアスを外して病院を受診します。
まとめ
ここまでピアスのケアについてみてきましたがいかがでしたか?
金属アレルギーなど自分では対処できない場合もあるので、ひどくなる場合はすぐ専門家に相談するようにしてください。
またピアッシングしてから安定するまでの数週間、ピアスホールは赤ちゃんのような状態なのでしっかりとケアをするようにしましょう。
この時期が一番トラブルも起きやすい時期ですので。
それではありがとうございました。
スポンサードリンク