鼻ピアスの開け方の完全解説!痛みの強さや開ける位置もご紹介
鼻ピアスを自分で開けるのは耳たぶに比べて難しく、誤って他の部位を傷つけてしまう恐れもあるため病院で穴を開けるのがベストです。
通常、病院だと麻酔をするので痛み等の心配は少なくて済みますが、1万円程度の費用がかかってきます。
最も良い方法はJPS製のピアッサーを購入し、指定の病院にそのままJPS製のピアッサーを持参すれば無料でピアスの穴あけをしてくれるようです。
病院についてはインターネットで調べるか、希望の病院に電話して確認してみましょう。
ただ、実際のところ自分で開けてしまいたいという方が多いのも事実。
そこで今回は自分でできるだけ安全に鼻ピアスを開ける方法について解説をしていきたいと思います。
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鼻ピアスを開ける意味とは
鼻ピアスの開け方を説明していく前に、鼻ピアスをつけることはどんな意味があるのかについて簡単に説明します。
鼻ピアスの歴史
鼻ピアスの起源は4000年も昔から存在していた装飾具で、有名な聖書にも記載があります。
古くにはピアスはタトゥーなどと同様に魔除けの意味でつけられていることが多かったようです。
また古代アフリカなどでは財力の象徴とされていたほか、南アジアの地域では左の鼻孔にピアスをすると出産が容易になるとしてつけられていました。
現代における鼻ピアスの意味
日本では鼻ピアスをつけるのに特有の意味というのは実はありません。
現代の日本における鼻ピアスへのイメージはパンクやヘヴィメタル系の音楽をやっている人がつけていたりと、鼻ピアス自体が一般的ではないので、どちらかというと反社会的なイメージも強く、つけたくてもちょっと躊躇してしまう人も多いようです。
また日本とは対象的に鼻ピアスが一番盛んな国であるインドでは女性のほとんどがファッションとして鼻ピアスを開けており、鼻ピアスのことをノーズピンと呼んでいるようです。
大体、子供の頃には穴を開け、結婚するときには花嫁としてノーズティカとよばれる鼻ピアスをします。(日本で言う「白無垢」みたいなもの)
鼻ピアス開ける位置4箇所と名称について
鼻ピアスを開ける位置は4箇所あります。
1つずつ説明していきますね。
ノストリル
片方の鼻だけに穴を開ける鼻ピアスをノストリルと言います。
鼻ピアスで最も一般的なかたちで、あけている人が最も多いのがノストリルです。
ブリッジ
目と目の間にピアスをつけるものをブリッジピアスと言います。
ブリッジはどうしても目につきやすく、隠してしまうことができないということもあり、つけている人の割合も多くはありません。
セプタム
鼻中隔に穴を開けるタイプです(鼻輪のようなかたち)
意外に海外セレブや日本の芸能人も開けているのがこのセプタムです。密かに人気があります。
ナサラング
両方の鼻を貫通させるのがナサラングです。
鼻ピアスの他の箇所と比べると、開ける難易度等から開けている人の割合はかなり少ないようです。
鼻ピアスの種類
次に代表的な鼻ピアスの種類についてご説明します。
鼻ピアスのサイズは20Gもしくは18Gのものが多いです。
・スタッドタイプ
キャッチの先端が丸くなっていて軸部分がストレート になっているタイプです。耳などにつけられることも多いタイプです。
綺羅びやかなジュエリーがついているものも豊富にあります。
・スクリュータイプ
先端が湾曲している形状なので、鼻を傷めずに装着することが出来るタイプになります。
こちらもストレートタイプと同様に先端にジュエリーがついているものが数多くあります。
・リングタイプ
リングタイプにはO型とC型があり、上記の写真はC型のタイプです。
はじめて鼻ピアスをする際は、メンテナンスもしやすく取り扱いやすいためこのリングタイプがオススメです。
鼻ピアス(ノストリル)に準備するもの
鼻ピアスを開ける時に必要なもの一覧です。
ノストリルに必要な準備品
名称 | 用途 |
消毒液 | 穴を開ける周囲や器材の消毒、穴を開けた後のアフターケアにも使用します。 |
マーキングペン | 開ける位置にマーキングをする際に使用。 |
ピアッサー
(もしくはニードル) |
鼻ピアスは18Gが多いので18Gのピアッサーがオススメです。
ニードルで開ける場合は、清潔な消しゴムを貫通側の受けとして準備する。 |
ファーストピアス | 穴が安定するまでつけておくピアス。鼻の場合はリングタイプで、サイズはピアッシングが18Gなら18Gのものを選ぶ。 |
軟膏 | ホールを開けた後のケアに使用します。(ドルマイシン軟膏、テラマイシン軟膏など) |
ファーストピアスとピアッサーについて
注意してほしいのが、ファーストピアスと、ピアッサーです。
ファーストピアスは鼻の形を考えるとストレートタイプよりも、リングタイプの方がメンテナンスもしやすくオススメです。
サイズは鼻ピアスは18Gのものが多いので、ファーストピアスも18Gのものを選んでおきましょう。
素材は純チタン製(金属アレルギーが最も出にくいと言われる)かサージカルステンレスで装飾などついていないものの方がメンテナンスがし易いので良いでしょう。
また鼻のピアッシングは、自分でやる場合ニードルとピアッサーどちらがやりやすいのかですが、形状的にピアッサーの方がやりやすいと思います。
そのため解説についてもピアッサーを使った方法で解説をしていきます。
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自分で開けるノストリル(鼻ピアス)の開け方
開ける位置によって開け方が異なるので別々に解説をしていきます。
ブリッジとナサラングについては難易度が高く、誤ってピアッシングしてしまうと危険性が高いため病院で開けることをオススメします。
そのため今回はノストリルとセプタムのピアスの開け方について解説をしていきます。
ノストリルの開け方手順
- 消毒液で鼻やピアス、器材などを全て消毒する。
- 穴を開ける位置をマーキングする。
- ピアッサーをマーキングした位置にしっかりとあてる。
(ポイントはまっすぐ垂直になっているようにあてて下さい。斜めになっていないか注意) - 最後まできちんと貫通させる。
手順1.消毒液で鼻やピアス、器材などを全て消毒する。
消毒液で鼻や周辺、ピアス等を消毒します。ピアッサーは新品であれば滅菌してあるので、使用する直前に開けます。
できれば滅菌ガーゼの上に使う道具を全て出しておくと清潔におこなえ作業がしやすいです。
手順2.穴を開ける位置をマーキングする。
穴を開ける位置をマーキングします。できればピアッシングがやりやすい位置にマーキングをしましょう。
手順3.ピアッサーをマーキングした位置にしっかりとあてる。
ピアッサーをマーキングした位置にあてて下さい。ポイントは真上から垂直にあてることです。斜めに先端部分がきてしまうと開ける穴が歪んでしまいます。
手順4.最後まできちんと貫通させる。
しっかりと最後までピアッサーを握り貫通させます。躊躇してしまうと穴が歪んだり、痛みが長く出るので思い切りよくやるのがコツです。
セプタム(鼻ピアス)を開ける際に準備するもの
セプタムの開け方についてご説明します。
セプタムに必要な準備するもの
名称 | 用途 |
消毒液 | 穴を開ける周囲や器材の消毒、穴を開けた後のアフターケアにも使用します。 |
セプタムフォーセプス | 開けたい位置をピンポイントでピッシングできるツール。セプタム用なので肉が挟みやすい(通常のものだと他のところまで挟んでしまう) |
ニードル |
セプタムは基本的には14Gからあけます。
清潔な消しゴムを貫通側の受けとして準備する。 |
ファーストピアス | 穴が安定するまでつけておくピアス。鼻の場合はリングタイプで、サイズはピアッシングが14Gなので14G。 |
軟膏 | ホールを開けた後のケアに使用します。(ドルマイシン軟膏、テラマイシン軟膏など) |
消しゴム | 貫通後のニードル先端の受けとして使う。 |
セプタムの開け方について
セプタムの開け方手順
それではセプタムの開け方の手順についてです。
セプタムはニードルを使ってピアッシングをしていきます。
- 消毒液で鼻やピアス、器材などを全て消毒する。
- 消しゴムをセプタムフォーセプスを使った時に、受けとしてちょうど良い大きさにカットする。
- 鼻のなかを指で触り、ピアッシングする位置を確認する。(どこが良いのか?)
- セプタムフォーセプスをピアッシングしたい位置にあてる
- 消しゴムを貫通側に設置する
- ニードルをセプタムフォーセプスに入れ貫通させる。
- 貫通したらファーストピアスをいれる。
手順1.消毒液で鼻やピアス、器材などを全て消毒する。
ノストリアルの場合と同様に消毒をします。
手順2.消しゴムをセプタムフォーセプスを使った時に、受けとしてちょうど良い大きさにカットする。
消しゴムを貫通したニードルの受けとして、ちょうどよいサイズにカットします。
鼻の大きさにもよりますが、薄すぎると受けとしては危ないので、ある程度の厚みをもたせてカットしましょう。
手順3.鼻のなかを指で触り、ピアッシングする位置を確認する。(どこが良いのか?)
少し汚いですが鼻の中に指をどこに穴を開けるのかを指で触り感触を確かめます。硬い骨(軟骨)の部分は避けて手前のやわらかい部分に位置を決めます。
手順4.セプタムフォーセプスをピアッシングしたい位置にあてる
先ほど決めた位置にセプタムフォーセプスをあて、ピアッシング位置を決めます。
手順5.消しゴムを貫通側に設置する
ニードルの受けとしてカットした消しゴムを反対側に設置しておきます。
手順6.ニードルをセプタムフォーセプスに入れ貫通させる。
ニードルをセプタムフォーセプスに通し貫通させ、穴を開けます。
手順7.貫通したらファーストピアスをいれる。
貫通したらファーストピアスをいれます。
ピアスを開ける際に気をつけること
鼻ピアスを開ける際に気をつけることをまとめました。
- ニードルで開ける際は必ず貫通側に受けを設置する。(勢いで他の部位を傷つける恐れがあるため)
- 穴を開けるのに危険な部位(例えばブリッジ)を開ける時は自分でしない、不安が少しでもあれば病院で開ける。
- 道具やピアスは全て清潔なもの、消毒したものを使う。
- 万が一鼻腔内を傷つけてしまったり、うまくピアッシングできなかった場合は、すぐに病院を受診する。(鼻の中は敏感なため炎症等のトラブルを起こすと痛みも強く出て自分ではケアしにくいです)
どの程度痛みがあるのか(開ける位置によっての痛み)
ピアスを開ける時に一番気になるのが、どの位痛いのかです。
痛みの強さ
ピアスを開けた時にどの程度痛みを感じるのかは個人差がかなりあります。
そのため、どれ位痛いとはっきり言うことは難しいのですが、意見として多いのが、舌→へそ→軟骨→鼻→耳たぶ、の順番に痛みが強くなるというものです。
鼻は他の部位に比べて皮膚の厚みがあるので、貫通するのに時間がかかり痛みを強く感じる場合もあります。
痛みの持続性
鼻ピアスは開けるに一番痛みを強く感じます。痛みの持続は、大体1時間くらいジンジンとした痛みを感じ、2〜3時間程度で痛みは消えていくようです。
ただ鼻は敏感な部位ですので、穴が安定しないうちにぶつけたり、不用意に触るとかなりの痛みがはしります。
鼻ピアスを開けたあとのケア方法
鼻ピアスのケア方法についてですが、こちらは
「開けた後のピアスのケアについて軟骨など部位ごとに完全解説」にまとめてあります。
簡単に説明すると人肌程度のお湯で汚れを洗い流し、その後に低刺激のボディーソープでケアをするのが基本です。
不潔になりやすい部分でもあるので、每日こまめにケアするようにしましょう。
まとめ
鼻ピアスの開け方についてご説明してきましたが、いかがだったでしょうか?
耳に比べると少しむずかしいので、はじめて穴をあけるのであれば、予算が許すのであれば、皮膚科や整形外科などの医療機関で穴をあけるのがオススメです。
また鼻は敏感な部位でもあるのでしっかりとアフターケアはするようにしましょう。
それではここまでありがとうございました。
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