口ピアスのセルフでの開け方やピアッシング位置と名前を解説
セルフでおこなう口ピアスの開け方について解説をしていきます。
ピアッシングは病院などの清潔が保たれた場所で施術するのがやはり良いので、予算が許すのであれば病院で相談や検討をしましょう。
また口の内部は敏感な部位なのでピアッシングする際は、特に注意が必要になってきます。
一口に口ピアスといっても口には複数ピアッシングする位置があるので、口ピアス各部位の名称についてもご説明していきますね。
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口ピアス各部位の位置と名前
口ピアスを開ける位置と名前についてそれぞれ説明していきます。
ラブレット
ラブレットとは下唇の下あたりにくる口ピアスのことで、口ピアスでは最もつけられている箇所といって良いでしょう。
ピアッシング位置は顎と下唇の半分から上にします。また半分から下にピアッシングする位置をロウラブレットとも呼びます。
チーク
チークはその名前のとおり頬部分にピアッシングする位置のことを言います。
画像のように唇から横に少しズレた位置になります。
マドンナ
下の画像向かって左側の、上唇の少し上に位置するピアッシング位置につけることをマドンナと言います。
モンロー
モンローは「マドンナ」の位置とは左右反対側の、下の画像向かって右側の上唇の若干上に穴を開けるのをモンローと言います、
この位置はマリリンモンローのほくろの位置と同様の位置なので、こういった名前がついているのでしょう。
メデューサ
鼻の下のくぼみ(人中)と呼ばれる場所の口ピアスはメデューサと呼ばれます。
ちなみにですが、人中は霊長類(猿など)のなかで持っているのは人間だけです。人中には人と他の動物を分ける何かがあるのかもしれませんね。
リップ
唇付近にピアッシングするのをリップと呼びます。
リップの位置にピアスをすると歯にピアスがあたるので、少し違和感があるかもしれません。
もしそれが嫌であればリップから少しずらして裏側が歯茎付近にあたる位置にピアッシングすると良いでしょう。
口ピアス(ラブレット)を開ける時に準備するもの
各部の名称について説明した所で口ピアスの開け方について説明していきます。
今回は最もポピュラーなラブレットの開け方についてご紹介します。
まずは準備するものから説明をしていきます。
名称 | 用途 |
消毒液 | 穴を開ける周囲や器材の消毒、穴を開けた後のアフターケアにも使用します。 |
フォーセプス | 穴を開ける箇所をピンポイントでつまむために使用。 |
マーキングペン | 開ける位置にマーキングをする際に使用。 |
ニードル 14G | 口の場合はニードルの方が開けやすいです。
口ピアスのサイズは14Gのものが多いので14Gで開けるようにしましょう。 |
ファーストピアス | 邪魔にならず違和感が少ない、裏面がフラットなラブレットスタッドがオススメです。 |
軟膏 | ホールを開けた後のケアに使用します。(ドルマイシン軟膏、テラマイシン軟膏など) |
イソジンうがい薬(50mL) | 口の中の消毒とケアに使用。 |
滅菌ガーゼ | マーキング位置周辺の消毒に使用。 |
消しゴム | 貫通したニードルの受けに使用。カットして適切なサイズにする。 |
清潔な容器 | 器材などを消毒する時にいれる容器。(消毒する道具が入るサイズであればOK) |
口ピアスはどんなファーストピアスが良いのか?
ファーストピアスのサイズは穴を開けたサイズと同様の14GでOKです。
口ピアスを開けると、ピアッシング箇所が腫れる場合があるため、口の厚さジャストサイズだと埋没してしまう可能性があります。
そのため概ねの口の厚さを測り「口の厚さ+2〜3ミリ程度」の内径があるピアスを選びましょう。
また口ピアスの場合はラブレットスタッドと呼ばれる、裏面がフラットなタイプであれば、口の中にスペースが無くても装着でき、違和感も少ないので良いでしょう。
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口ピアス(ラブレット)の開け方
口ピアスを開ける手順ですが、
- 消しゴムをニードルの受けとして、ちょうどよいサイズにカット
- 使用する器材やピアスの消毒
- 歯磨きをし、舌もブラッシングします。
- イソジンでうがいをします。
- 消毒液をガーゼに浸しピアッシング位置周辺を消毒
- 穴を開ける位置にマーキングします。
- 受け(カットした消しゴム)を口の裏側にいれる
- フォーセプスでマーキング位置を挟む。
- ニードルで貫通させる
- ファーストピアスを入れる。
それでは順番に説明をしていきますが、その前にイメージを持てるように参考動画をのせておきますね。
手順1.消しゴムをカット
消しゴムをニードルの受けとして使用するために消しゴムをカットしていきます。
サイズは2センチ✕2センチ程度あれば十分でしょう。
入れにくい場合は1センチ✕1センチでも問題ありませんが、その分ニードルを確実に通すことが必要になってきます。
また厚さは5ミリ以上あるようにしましょう。薄くカットしすぎると、ニードルが貫通してしまう可能性もあります。
手順2.道具やピアスの消毒
道具やピアスを消毒していきます。
使用する前にフォーセプスやピアス、消しゴムなどを消毒液にひたして、消毒をしておきましょう。
手順3.歯磨きをし口腔内を清潔にする
穴を開ける前に道具だけでなく、口の中も清潔にしておきます。
歯磨きをし、舌もブラッシングしておきます。
手順4.イソジンでうがい
歯磨きが終わったらイソジンでうがいをし、口腔内を清潔にします。
手順5.消毒液でピアッシング位置周囲の消毒
消毒液をガーゼにつけて、穴を開ける位置の周りを消毒します。
手順6.穴を開ける位置をマーキング
消毒液が乾いたら、穴を開ける位置をマーキングします。
あまり唇に近すぎるとピアスが歯にあたる位置に来てしまいます。今回はラブレットなので唇より若干下の位置にマーキングをします。
手順7.カットした消しゴムを葉と歯茎の裏にいれる
カットした消しゴムをマーキングした位置の裏側にいれます。
消しゴムのサイズが小さいとニードルの先端が歯茎や他の部位にあたる可能性があるので、不安なら大きめのサイズにカットしましょう。
手順8.フォーセプスでマーキング位置をはさむ
フォーセプスでマーキングした部分をはさみます。
手順9.ニードルで貫通させる
ニードルの先に軟膏を塗布し、ニードルを貫通させます。
手順10.ファーストピアスをつける
ファーストピアスを装着します。
口ピアスを開けた後のアフターケア
口ピアスのアフターケアは外側と口の中の2箇所から行います。
どうやってアフターケアをしていくかについては
「開けた後のピアスのケアについて軟骨など部位ごとに完全解説」
でまとめてあります。ピアスのケアをする時やってはいけないこと等も解説してあるのでみてくださいね。
口ピアスはどの程度の痛みのか?腫れや出血について
口ピアスを開ける時の痛みはどの程度なのか?やっぱり不安なものですよね。
痛みの強さは他の部位と同様個人差がありますが、口ピアスは比較的そこまで痛くないという意見が多いです。
口は傷の治癒が早い部位ですので、穴の治りも比較的早いです。
腫れや出血についてですが穴を開けた後、かなり腫れる人もいれば全く腫れないという人もいて、出血についてもかなり血がでる場合と、ほとんど出血しない場合があります。
そのため一概にこうだというのが難しいところですね。
穴を開けなくてもつけれる口ピアスのダミー
口ピアスの穴を開けなくても、口ピアスが開いているように見えるダミーが売られています。
種類も様々で下の画像のようにシンプルなものあれば、
もし口ピアスをお試しで試してみたいのなら、まずはダミーを試してみても良いかもしれませんね。
まとめ
口ピアスの開け方についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
ピアスを開けるのがはじめてだったり、不安という場合は設備の整った病院でピアスを開けるのがよいでしょう。
相談だけでも良いと思いますよ。
それではありがとうございました。
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